『重役抜擢には三対二の法則あり』
“人は城なり”と言われるように、
企業にとって最も需要な事は
「如何に優秀な人材を選択し育て上げるか」ということです。
しかしいくら才能のある若者を採用しても
彼らを受け入れる器がしっかりしていなければ
若い芽も伸びようがありません。
会社の器づくりの中でも特に重要な仕事が、
役員人事の問題でしょう。
私の店にも社長さんが相談にみえます。
1人でみえる場合が多く、
すでに頭の中には大まかな構想があるのですが
最後の詰めの段階で今ひとつ
決心がつきかねている場合が多いようです。
たとえば5人の役員を選ぶ。
この場合大切な事は、三対二の方式というものです。
つまり社長の星と相生(そうしょう)する星の人を3人選び
引き合わない相剋(そうこく)する星の人を2人選びます。
ただ相剋するといっても単純に反発する星ではなく
社長の星に一番意見が言える強者の星を持って来る必要があります。
いわゆるイエスマンばかりでなく御注進を正直に言える
性格の星を抜擢するのがポイントとなります。
◯一白水星の社長の場合…五黄土星が大きなポイントを握る
○二黒土星の社長の場合…変革の星 八白土星が欲しい
○三碧木星の社長の場合…慎重型の二黒土星・五黄土星を補佐役に
○四緑木星の社長の場合…開拓の星 八白土星と財力の星 五黄土星が必要
○五黄土星の社長の場合…三碧木星のスピード、四緑木星の企画力が必要
○六白金星の社長の場合…九紫火星・三碧木星のスピードが欲しい
○七赤金星の社長の場合…同じ七赤金星は絶対に避ける
○八白土星の社長の場合…四緑木星の企画力とスピードの一白水星を加える
○九紫火星の社長の場合…四緑木星・七赤金星の柔らかな頭脳が欲しい
『九星から観た理想の人事』
まずトップ(社長)は、何といっても【五黄土星】
財力・伝統の重み すべて備わった王者の風格があります。
副社長は【六白金星】
シビアであり権威と品格のある征夷大将軍の星。
専務は【八白土星】
勇気があり広い商いをします。
経理は【九紫火星】
計算力では間違いがありません。
営業は【三碧木星】
知恵者の星です。
企画は【七赤金星】
考え方が柔軟です。
総務は【一白水星】
器用に何でもこなします。
但し才覚の星なので副社長が六白金星の場合は
秘書にするとスピーディーに事が運びます。
庶務は【九紫火星・二黒土星】
どちらも手堅く、縁の下の力持ち的な仕事を
真面目にコツコツとやり遂げます。
一白水星から九紫火星まで、それぞれの星に特徴があり
どの星ひとつを欠いても会社はアンバランスなものになってしまいます。
それぞれの星の特徴をよく識り人材を配置すると、
健全で将来に向かって伸びて行く会社となります。