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    米国ではカルピコ

    乳酸菌飲料として1919年の発売以来、
    高い人気を誇る「カピルス」ではなく『カルピス』。
    その誕生は僧侶でもあった創業者が
    遠く中国大陸の内モンゴルに訪ねたのがきっかけだったそうです。

    長旅で体調を崩した時
    遊牧民が飲んでいた酸っぱい乳を勧められて飲み
    元気になったそうです。
    それは家畜の乳を乳酸菌で発酵させたものでした。

    帰国後、日本で流行り始めていたヨーグルトを
    大阪のミルクホール(大正時代)で試飲しましたが、
    全く口に合わなかったそうです。
    そこで「美味しくて体に良いものを多くの人に」と決意し
    乳酸菌飲料カルピスの開発に成功。

    カルシウムの「カル」
    サンスクリット語で五味のひとつを指す「サンピス」
    を組み合わせて『カルピス』と名付けたそうです。

    ただアメリカでは「カルピコ」という名前で販売しているそうです。
    米国人が「カルピス」と発音すると「カウピス」とも聞こえます。
    英語でカウは「牛」ピスは「おしっこ」という意味があり、
    「牛のおしっこ」と誤解されかねません。
    “改名”の効果もあり「カルピス」は海外でも広く売られるようになりました。
    思い入れのある商品名でも時には地域の事情に合わせて
    変える柔軟さが大切だということを教えられます。

    ちなみに弊店の名前【カピルス】はインドのサンスクリット語で
    「太陽が昇る」
    「旅立ち」
    「出発」の意味があります。

    【カピルス】を「カルピス」と毎違えないよう
    くれぐれも皆様 お願い致します。

    kapirus